代表的な装丁家のお一人、川上成夫氏をお招きし、 「装丁家がイラストレーターに求めるもの 」と題した勉強会を開催しました。 川上成夫氏は、林真理子さんの小説『不機嫌な果実』他、鮮烈な作品でベスト セラーを量産し続けている装丁家です。 関わる本はすべて読むという、装丁家の前に、驚異的な読書家でもある川上氏 の講義は、本というものの本質を各自が再確認して、その本を包む役割の装丁 や装画の役割や本質を伝えてくれます。 そして、イラストレーターに対するヒントにも満ちあふれています。 授業風景 「百聞は一見にしかず」装丁された本や、使われたイラストレーションなどを 惜しげもなく見せていただき、一つづつ丁寧に説明していただきました。 中には、永くイラストレーションの仕事をしている私でさえ、改めて気づくこ ともありました。 要約すると「装画に、完成度を求めない。デザインと一体になったときに、初 めて完成することもある」「作家性をグイグイ押し出して描き上げる必要がな い場合もあるんだ…」「力を抜いた鉛筆の線だけで十分だし、そんな絵が必要 なことも十分にある」などなど…目から鱗でした。 SUPER ILLUSTRATION SCHOOLのゲスト講師としてもお世話になっている 網中いづるさんの原画も見せていただきました。 装丁家が作品をどう捉えてカラーコントロールをしているのかなどをお聞きき しながら、原画と印刷物を比較させていただけるなど、なかなかチャンスが無 いものです。 参加者全員の作品も丁寧に講評いただき、その後の懇親会も大いに盛り上がり ました。 SUPER ILLUSTRATION SCHOOLでは SUPER ILLUSTRATION SCHOOLは2011年1月なかばからの受講生を募集 しています。 こちらをご覧ください。 通信講座のWEBclassでは、授業での講評と、まとめをビデオで収録して、 皆さんに配信しています。 SUPER ILLUSTRATION SCHOOLでは、受講者の仕事のチャンスを増やす ためにイラストレーションのご依頼を承っております。 イラストレーションの相談やご用命はこちらのリンク先メールアドレスから お気軽にメールをください。 講座についてのご相談はこちらのリンク先メールアドレスから お気軽にメールをください。 SatoRichman
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| 2011-01-10 18:24
| イラストスクール風景
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