8月9日の授業です
8月9日はゲスト講師として酒井賢司さんにお越しいただき、
『イラストレーターとして常に心掛けていること』をテーマに
お話いただきました。

酒井賢司さんの作品は、木や木の葉や、角が丸くなったガラスなどを使った
エコロジカルな雰囲気がとても印象的です。
全国の有名な美術館を回り、ワークショップを開いたり、
さまざまな書籍の装画を担当されたりと、幅広くご活躍されています。
元々は大きな広告制作会社でアートディレクターとしてお仕事をされていたので、
イラストレーターとしてのデビューは割と遅かったのだそうです。

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イラストレーターとしてデビューした当初は、原宿のグラフィックステーションでグループ展を
企画した事や、チョイス賞での受賞された時のことなどをお話しいただきました。
最初の頃は「アートなのか、イラストなのか分らない」という批評をされた時期も
あったそうです。
酒井さんが作られるイラストレーションについてお伺いすると、
「アートとイラストレーションとグラフィックデザインは全く別ものだけど、
常に繋がりがあり、そのことを頭に入れながら作品を制作しています
」とおっしゃっていました。

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今回のテーマでもある『作品を制作する上で常に心掛けていること』はという問いに、
「自分の作品を第三者の目線で見ること、自分を編集できる力を持つようにすることを心掛けている」
と答えられていました。
酒井さんの、こだわりや深い考えから、酒井さんにしか表現できない、
今の作風、作品があるのかもしれないですね。

課題は、酒井さんからお借りした束見本に装画として描いて来たイラストレーションを
挿画では立体的に見せる必要が感じられる課題でした。
酒井さんには、一人ひとりの作品を念入りに見ていただき、
それぞれの作風を考えながらのアドバイスをしていただきました。
受講生の皆さんも頷きながら、とても真剣に講評を聞かれていました。

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懇親会に入ると、話はなかなか尽きない様子で、
大変盛り上がっていました。

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左尾
by superproject | 2008-09-19 17:43 | イラストスクール風景
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