7月12日の授業です
 7月12日の講義はゲスト講師として坂川栄治さんに
お越しいただき、『ブックデザイナーからのアドバイス』という
テーマで、お話しいただきました。

月に20冊から30冊もの本の装丁を手がけられる坂川さんは、
吉本ばななの『TUGUMI』や『ソフィーの世界』など、
数々のベストセラーを世に送り出されています。
そしてその多くのブックデザインに、印象的なイラストレーションが
使われています。
そんな坂川さんの講義に、多くのOBOGも聴講に集まりました。
(OBOGは聴講ができるんです)

一時間目の授業は坂川さんと佐藤校長のおやじギャグや駄洒落混じりの
楽しいムードの対談から始まりました。
その対談の内容はイラストレーターへのアドバイスや、
知っていてほしいマナーなどとてもためになる情報が満載でした。

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「最近のイラストレーターやデザイナーは、他のイラストレーターの
個展に行かない、そういう場にたくさんの出会いがあるのに」
と坂川さんと佐藤校長は残念がっていました。

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「どういうイラストレーションを探しているのか」
という佐藤校長の問いに、
「編集者とデザイナーは、医者と患者のような関係で、
常に編集者との対話の中から、答えを探しているし、その答えを的確に
具現化することができるイラストレーションを日々探している」
また、
「一度使ったイラストレーターはあまり使わないように心掛けている、
鮮度の高いイラストレーションをストックするようにしている」
とお答えになりました。
その後も、駄洒落の奥に秘密の話がたくさん…

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講評会では、「作品ファイルを持ってきたイラストレーターさんが思わず
人生相談になってしまう」という、坂川さんの厳しくも心のこもった講評で、
これからのイラストレーション作成の大きなヒントを得られたようでした。

今回の懇親会も、とても盛り上がり、大いににぎやかに語り合いました。


*Super Project Illustration Schoolはいつでも見学や入学できます。
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青木
by superproject | 2008-09-19 13:06 | イラストスクール風景
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